2006/09/11更新
○講義概要 |
精神保健福祉論は、精神障害者の保健及び福祉に関する専門的知識及び技術を教授する精神保健福祉士養成の指定科目の1つとして創設された科目である。2006年4月から施行される障害者自立支援法によって、日本の精神保健福祉は大きく変化していく。本講義では、過渡期の精神保健福祉に注目しつつ、精神障害者福祉論と精神医学ソーシャルワーク論を統合する社会福祉の立場から、精神障害者の社会的復権と生活の質向上を実現する精神保健福祉の制度・政策と実践のあり方、その担い手となる精神保健福祉士の課題等について講義する。
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○評価方法 |
出席状況(15%)、リアクションペーパー(15%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(60%)、小テスト等(10%)
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○テキスト |
テキスト1は、必読。 精神保健福祉士養成講座編集委員会編『精神保健福祉論』 中央法規出版/2003年 大熊一夫『ルポ・精神病棟』 朝日文庫/1981年 蜂矢英彦『心の病と社会復帰』 岩波新書/1993
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○参考書 |
日本精神保健福祉士協会編『第3版これからの精神保健福祉』へるす出版/2003年 柏木昭編『新精神医学ソーシャルワーク』岩崎学術出版社/2002年 向谷地生良『「べてるの家」から吹く風』いのちのことば社/2006年
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○他学部・他学科生の受講 |
可 (精神保健福祉に関する事前学習をしてから受講して下さい。テキストや参考文献を読んでみて、受講を決めてください。)
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○授業計画 |
1 | 精神保健福祉論の概要紹介、日本の精神保健福祉と精神保健福祉士 (講義の進行状況等により、以下の計画は変更する場合があります。) |
2 | 障害者福祉の理念と意義 |
3 | 障害および精神障害の概念 |
4 | 精神障害者福祉の歴史と理念 |
5 | 現代社会と精神障害者 |
6 | 精神障害者の人権 |
7 | 精神保健福祉の歴史と精神保健福祉士 |
8 | 精神保健福祉士の理念と意義 |
9 | 精神障害者に対する相談援助活動(1) |
10 | 精神障害者に対する相談援助活動(2) |
11 | 精神保健福祉法と精神保健福祉士 |
12 | 障害者自立支援法と精神保健福祉士 |
13 | 過渡期の精神保健福祉の諸課題 |
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