2006年度上智大学シラバス

2006/02/23更新
◆医学一般 - (前)
加藤 眞三
○科目サブタイトル
医療における新しい潮流と患者学
○講義概要
新聞や雑誌などマスコミで、医学や医療の話題が取り上げられることは多い。本講義では、社会との接点で取り上げられる最近の医療の話題にふれながら、その医学的内容を理解し、併せてその問題点を探ることを目標とする。
 まず、健康とは何か、そして病気とは何かを理解し、医療の中心がどのようにして医療者から患者へ移行していくのか、わが国での問題点などをとりあげる。また、生活習慣病やがん、新興感染症なども話題として取り上げ、今後の医療における大きな問題点やその対処について述べる。脳死と移植、さらには人工臓器、再生医療など最新の生命倫理の話題まで取り上げたい。高齢化社会と医療の問題点にもふれたい。
このようなテーマの講義の中で今日求められる医学的一般常識を身につけ、さらにそこでにおける問題を理解し、自ら判断できるようになることを目指したい。
○評価方法
出席状況(10%)、リアクションペーパー(30%)、レポート(60%)
○テキスト
加藤眞三『患者の生き方; より良い医療と人生の患者学のすすめ   春秋社』 2004
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://melit.jp/
○授業計画
1総論 健康とは、病気とは
2インフォームドコンセント
3脳死と臓器移植
4医療情報リテラシー
5医療におけるスピリチュアリティ
6現代社会と肥満
7生活習慣病とメタボリックシンドローム
8行動変容へのアプローチ
9がんを理解する
10代替医療とは
11人工臓器、遺伝子操作、再生医療
12まとめ

  

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