2006年度上智大学シラバス

2006/02/24更新
◆文献演習Ⅵa - (前)
中井 真之
○講義概要
ゲーテの小説「親和力」を読む。「親和力」という語は当時の化学の用語である。ゲーテはこの語をタイトルとして掲げることで、愛の働きによって登場人物の間に起こる人間関係の紛糾を、物質の化学反応に喩えたのである。「自然の必然性」に対する「人間の自由意志」の問題がこのタイトルには暗示されていると言える。授業ではこの問題を中心にいくつかのテーマを設定して、作品の理解を試みていきたい。
○評価方法
授業参画(50%)
レポートあるいはテストの評価の割合を50%とする。
授業参画と出席状況の評価の割合を合わせて50%とする。
○テキスト
テキストは授業時に指示する。
○必要な外国語
ドイツ語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1初回の授業で指示する。

  

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