2006/02/20更新
○講義概要 |
日本語の翻訳がある作品を中心として、ドイツ文学の歴史を概観していく。そのさい作家やその作品について文学史的に紹介するばかりではなく、とくに言語芸術における「知識」と「想像力」の展開に着目しながら、ドイツ文学の歴史を(年代順にこだわらずに)縦横してゆきたい。 受講者は講義に出席するのはもちろんのこと、自らできるだけ多くの作品を読み、積極的に授業に参加することが要求される。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、リアクションペーパー(20%)、前期学期末試験(授業期間中)(35%)、後期学期末試験(授業期間中)(35%)
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○テキスト |
柴田翔『はじめて学ぶドイツ文学史』 ミネルヴァ書房
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○授業計画 |
1 | 初回に授業の進め方について説明します。 以下は、授業で扱う予定のテーマです(それぞれのテーマにつき、複数回の授業を行います)。 |
2 | ゲーテと「ファウスト」 |
3 | 知識のあり方の変遷──大学とは何か |
4 | バロック芸術と16世紀の宇宙観 |
5 | 啓蒙と科学のまなざし |
6 | ゲーテからロマン派へ |
7 | 魔女について |
8 | グリム兄弟とメルヒェンの歴史 |
9 | ロマン派の音楽と文学 |
10 | 19世紀のアンチ・メルヒェン |
11 | カフカにおけるメルヒェン的形象 |
12 | エンデへの道 |
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By:上智大学 学事センター
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