2006/03/31更新
○講義概要 |
『源氏物語』には、平安朝の和歌・日記・物語・漢詩文等の諸ジャンルの文学が総合されている。この講義ではそのような視点から、『源氏物語』の生成に至る文学史の流れを、諸ジャンルの交錯する様相を重視しながら解説し、さらに平安朝の文学がその後の日本文学にとっていかなる遺産であったかを考えたい。
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○評価方法 |
出席状況(50%)、前期学期末試験(授業期間中)(50%)
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○参考書 |
鈴木日出男・多田一臣・藤原克己『日本の古典―古代編』(放送大学教育振興会、2005年) 高田祐彦『源氏物語の文学史』(東京大学出版会、2003年)
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○授業計画 |
1 | 平安朝初期の漢文学 |
2 | 平安朝文学史における承和年間(9世紀半ば)の意義 |
3 | 小野小町の和歌 |
4 | 『伊勢物語』と在原業平 |
5 | 『古今和歌集』 |
6 | 女流日記の流れ |
7 | 平安中期の漢文学 |
8 | 物語文学の流れ1:『竹取物語』 |
9 | 物語文学の流れ2:『うつほ物語』と『落窪物語』 |
10 | 『源氏物語』第一部の世界 |
11 | 『源氏物語』第二部の世界 |
12 | 『源氏物語』第三部の世界 |
13 | 『枕草子』と平安後期の和歌 |
14 | 日本文学史における平安朝文学の意義 |
15 | 試験 |
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