2006/02/18更新
○科目サブタイトル |
Physical – Digital:ポストモダンダンスとその周辺
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○講義概要 |
アメリカ美術の展開において1960年代〜70年代にかけて進行した「オブジェクト・モデル」から「パフォーマンス・モデル」へのシフトの意味を、「身体=自然」の復権とテクノフィリアの美学が同時的に顕在化した過程として考察する。 今年度はとくにニューヨークのジャドソン記念教会を拠点とした「ポストモダンダンス」を中心に、相互交通関係にあった他のアート(美術・音楽・演劇など)の状況を参照しながら、当時のナチュラリスト的な身体回帰の趨勢を、同時期に平行して顕在化しつつあったテクノロジー志向との関連において解釈する可能性を探る。
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○評価方法 |
リアクションペーパー(30%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(70%)
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○授業計画 |
1 | ガイダンス:授業のテーマ、概要の説明 |
2 | アメリカ舞踊史におけるポストモダンダンスの位置付け(1) |
3 | アメリカ舞踊史におけるポストモダンダンスの位置付け(2) |
4 | カニングハム・サークルの果たした役割(1) |
5 | カニングハム・サークルの果たした役割(2) |
6 | ケージ、および非西洋の伝統の導入(1) |
7 | ケージ、および非西洋の伝統の導入(2) |
8 | ハルプリン、および西海岸カウンター・カルチャー(1) |
9 | ハルプリン、および西海岸カウンター・カルチャー(2) |
10 | カプローの「トータル・アート」論 |
11 | 「ハプニング」 |
12 | 「イヴェント」とインストラクション・アート |
13 | 「タスク」の身体 vs. サイボーグ身体(1) |
14 | 「タスク」の身体 vs. サイボーグ身体(2) |
15 | サイボーグ身体のヴァリアントとしての側面 |
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By:上智大学 学事センター
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