2006/03/15更新
○講義概要 |
中世哲学と美学の接点を考察したいと思います。端緒としてアウグスティヌスの初期著作『秩序論』を読みます。そこにおいて新プラトン主義的思想を背景にした「全体と部分」、「一と多」、「理性と感覚」、「自己回帰と超越」といった諸概念によって論じられる「秩序」や「美」の問題をめぐってディスカッションすることにします。更にその新プラトン主義を背景にした美学的展開として、スコラ哲学のトマスやボナヴェントゥラにおいても、哲学と美学の接点について考えてみたいと思います。 なお、テキストはラテン語原典を用いますが、ラテン語を学んでない人のために英訳等を利用したいと思います。
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○評価方法 |
出席状況(20%)、授業参画(30%)、レポート(50%)
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By:上智大学 学事センター
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