2006年度上智大学シラバス

2006/02/06更新
◆文献講読ⅢA(ドイツ語) - (前)
大橋 容一郎
○講義概要
昨年度の前半部分に引き続き、Immanuel KantのProlegomena(1783)の後半部分をゼミナール形式で読解する。参加者には毎週、全文訳ないしドイツ語レジュメのいずれかを提出してもらい、発表者と質問者を立て、討議を行う。
本書は、『純粋理性批判』への誤読に対して、カントが理論的認識と形而上学との関係を包括的に提示した著作である。本授業は、認識論と形而上学の関係を探求することをめざす。
ドイツ語Ⅱで培ったドイツ語の能力は前提となるが、たんにドイツ語が読めることが目的ではない。哲学的内容をいかに理解し、自己の立場を構築できるかが重要である。積極的に思索する者のみの参加を希望する。
○評価方法
出席状況(25%)、授業参画(25%)、リアクションペーパー(50%)
3回以上の無断欠席者には、信頼関係が構築できないので、単位を与えない。
○テキスト
Immanuel Kant『Prolegomena zu einer jeden kuenftigen Metaphysik』 1783 (版名は問わないが、毎回かならずドイツ語原典を持参すること。)
○参考書
参考文献一覧は、オリエンテーション時にプリントで配布する。
○必要な外国語
ドイツ語中級
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション、発表担当等の決定
2各回の範囲は参加者との協議により決定する
(以下同様)

  

Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター