2006/01/10更新
○講義概要 |
比較宗教学や宗教哲学とは区別された神学の一分野としての諸宗教の神学は,宗教的に多元な現実におけるキリスト教の自己理解について扱う。キリスト教は他宗教の救済価値をどのように理解しているのか。イエス・キリストへの明示的信仰なしにも人は救われうるのか?教会は必要か?キリスト論,教会論をおさえつつ,その思想の歴史,課題,問題,そして将来への可能性を学ぶ。以上の内容から、この科目を履修する学生は「イエス・キリスト」を並行履修しているか、単位取得済みでなければならない。
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○評価方法 |
授業参画(40%)、レポート(40%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(20%) 授業参加と参画は必須。4回以上授業欠席した生徒は、いかなる理由であろうと単位を履修をすることはできない。
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○参考書 |
P.Knitter "Introducing Theologies of Religions" OrbisBooks, 2002 ISBN 1-57075-419-5
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○授業計画 |
1 | 10月6日 イントロダクション |
2 | 10月13日 「主イエス」という文書について |
3 | 10月20日 諸宗教の神学の歴史1 |
4 | 10月27日 諸宗教の神学の歴史2 |
5 | 11月10日 第二バチカン公会議における諸宗教の神学1 |
6 | 11月17日 第二バチカン公会議における諸宗教の神学2 |
7 | 11月24日 K.ラーナーの「無名のキリスト教」 |
8 | 12月1日 「救い主の使命」と「対話と宣言」1 |
9 | 12月8日 「救い主の使命」と「対話と宣言」2 |
10 | 12月15日 アジア特別シノドス1 |
11 | 12月22日 アジア特別シノドス2 |
12 | 1月12日 「宗教的多重帰属」 |
13 | 1月19日 現代における「諸宗教の神学」1(P.Knitter,E.Schillebeeckx, R.Haight) |
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