2006年度上智大学シラバス

2006/02/27更新
◆詩編と知恵Ⅰ - (後)
雨宮 慧
○講義概要
この講義では知恵文学を取り上げる。知恵文学はソロモンの時代から紀元前1世紀まで、長い時代の流れの中でおこなわれた知恵についての探求から生まれてきた文書である。三つの時代に分けることができる。最初は「さまざまな生活体験から知りえた知恵の収集」であり、つづいて「体験による知恵への懐疑から起こった文書-ヨブ紀・コヘレトの言葉」であり、最後に「知恵の探求の結論として神への畏れを重視する文穂-シラ書・知恵の書」である。このような流れを紹介し、聖書が述べる知恵とは何かを明らかにしたい。
○評価方法
出席状況(60%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(30%)
○テキスト
新約聖書・続編のついた旧約聖書を必ず持参。持参しないものは講義への参加は許されない。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1箴言の成り立ちと古い部分
2箴言の新しい部分
3ヨブ紀ーその1-
4ヨブ紀ーその2-
5ヨブ紀ーその3-
6ヨブ紀ーその4-
7コヘレトの言葉ーその1-
8コヘレトの言葉ーその2-
9シラ書ーその1-
10シラ書ーその2-
11シラ書ーその3-
12知恵の書ーその1-
13知恵の書ーその2-

  

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