2006/02/14更新
○講義概要 |
東南アジア島嶼部で人びとが日常的に接するモノを通じて東南アジアの社会への理解を深めることを目的とする。具体的にはコメ、エビ、ナマコ、ヤシ、マングロー ブ林、熱帯雨林、真珠貝など目に見えるモノからのアプローチで、東南アジアの人びとの暮らしに迫る。また、現代の開発問題、国家論、日本との関係も論じ る。主要に論じる舞台はインドネシア、シンガポール、マレーシアなどである。
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○評価方法 |
リアクションペーパー(40%)、レポート(60%)
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○テキスト |
村井吉敬・佐伯奈津子(編著)『インドネシアを知るための50章』 明石書店・2004 村井吉敬『エビと日本人』 岩波書店(岩波新書)・1988
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○参考書 |
1.村井吉敬『サシとアジアと海世界』コモンズ・1999 2.鶴見俊輔・池澤夏樹ほか『歩く学問 ナマコの思想』コモンズ・2005 3.アジア太平洋資料センター(編)『徹底解剖100円ショップ』コモンズ・2004年
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○授業計画 |
1 | ガイダンス/東南アジアの多様性・東南アジアモノ世界 |
2 | コメと東南アジア ①稲魂信仰 |
3 | コメと東南アジア ②緑の革命 |
4 | 熱帯雨林とマングローブ林 ①ヤシと東南アジア アブラヤシのプランテーション |
5 | 熱帯雨林とマングローブ林 ②先住民族にとっての開発 |
6 | 熱帯雨林とマングローブ林 ③津波とエビとマングローブ林 |
7 | 海と東南アジア ①ナマコ交易と海の民 |
8 | 海と東南アジア ②エビとわたしたち |
9 | 海と東南アジア ③真珠の話 |
10 | 乗り物の世界 ベチャの話 |
11 | イスラームとモノ |
12 | 歩く学問と東南アジア① |
13 | 歩く学問と東南アジア② |
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By:上智大学 学事センター
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