2006年度上智大学シラバス

2006/02/16更新
◆スポーツプロモーション論 - (後)
鈴木 守・中山 健・二宮 雅也
○講義概要
近代スポーツの誕生以降、それを思想的に支えた「スポーツリベラリズム」に象徴されるように、スポーツ活動はきわめて個人的な営みとして人間社会に存在してきた。しかし、20世紀後半以降の劇的な社会的変化にともない、スポーツも社会的な存在として認識され、その姿と価値を大きく変化させてきている。今やスポーツは産業として独自の市場を形成し、マスメディアはスポーツにおけるビジネスチャンスを日々拡大し続けているように、まさに現代は「スポーツプロモーション」の時代といってよい。健康的なライフスタイルや生活の豊かさを提供するスポーツの国家的施策が展開される現状を踏まえて、その意味と課題を探ってみたい。
○評価方法
出席状況(50%)、授業参画(30%)、レポート(20%)
○テキスト
<授業のねらい>
 本授業では、主にスポーツプロモーションの現代的展開を概観し、その視点から現代スポーツの意味と課題にアプローチしてみたい。特にスポーツプロモーションの具体的内容として「スポーツ産業・スポーツビジネス」「ヘルスプロモーション」「スポーツマネジメント」等を取り上げ、国家的レベルの振興ビジョンから、地域社会で展開されている具体的なスポーツ施策まで幅広く検討し、その上でスポーツプロモーションが現代スポーツと現代社会、そしてわれわれ市民に何をもたらすのかを考えてみたい。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション
2現代スポーツ論①
3現代スポーツ論②
4現代スポーツ産業・ビジネス論
5コミュニティスポーツ論
6健康サービス産業論
7ヘルスプロモーションの必要性
8諸外国と日本における取り組み
9ヘルスプロモーション再考
10スポーツプロモーションにおけるメディア作用
11スポーツプロモーション①
12スポーツプロモーション②
13スポーツプロモーション・フォーラム

  

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