2006年度上智大学シラバス

2006/02/25更新
◆環境倫理Ⅱ - (後)
瀨本 正之
○科目サブタイトル
エコロジカルな倫理性を生きる
○講義概要
大都会で人間の生を営む大学生の責任を踏まえつつ,環境問題の改善に資する倫理性の育成を目指す。環境時代に相応しい生活様式とは何かを,自然科学的,社会科学的,文明批評的に探りながら,実生活の変革に取り組む機会となることを願う本コースは,可能なかぎり体験学習的要素を採り入れ,受講者の主体的な発意を活かす形で,進めていきたい。
○評価方法
出席状況,授業への参加態度,毎回のリアクション,筆記試験(あるいはレポート)などによる総合評価。
○テキスト
初回の授業で提示する。
○参考書
槌田敦『エントロピーとエコロジー―[生命]と[生き方]を問う科学―』ダイヤモンド社,1986
中村修『なぜ経済学は自然を無限ととらえたか』日本経済評論社,1995
アラン・ダーニング『どれだけ消費すれば満足なのか―消費社会と地球の未来―』ダイヤモンド社,1996
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1問題提起:環境時代のライフスタイル?
2モラリティ:善き習慣の形成・確立・維持・発展
3ライフスタイルの見直し①:すてる,たべる
4見直しの視点Ⅰ:「生存の制約」としての「自然」
5ライフスタイルの見直し②:つくる,つかう
6見直しの視点Ⅱ:「共生の作法」を培う「社会」
7ライフスタイルの見直し③:はこぶ,わたす
8見直しの視点Ⅲ:「生活様式」と「文明の形」
9ライフスタイルの見直し④:まなぶ,いかす
10発表(実習報告)-その1-
11発表(実習報告)-その2-
12自己の変容:わたし⇒わたしたち⇒(より大きな)わたし
13ライフスタイルの見直し⑤:のぞむ,かわく

  

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