2006年度上智大学シラバス

2006/02/21更新
◆倫理学 - (前)
プテンカラム ジョンジョセフ
○講義概要
この科目では、自国の文化・宗教・哲学を通して形成されてきた道徳および倫理観を探求する。人々の道徳観や倫理観は、社会や経済体制などを形づくるうえで影響を及ぼし、かつ、人々がそれらの状況の下で影響を受けつつ、価値観を形成していく。そのような相互連関性に着目し、道徳観・倫理観を中心とする人間の価値観を分析することをねらいとする。
 これによって、私たちは、身につけるべき道徳観・倫理観を確認し、次世代の子供達へ心豊かに教え伝えることができるようになるでしょう。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(30%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(50%)
出席、発表、ディスカッション、レポート/試験によって成績が決まる。
○テキスト
ジョン・ジョセフ・プテンカラム『倫理の理論』 南芸出版・東京・2006
○参考書
ジョン・ジョセフ・プテンカラム『経済開発から人間開発へ』南芸出版・東京・2004
中央出版社編『教会の社会教書』中央出版社・東京・1991
上智大学社会正義研究所・国際基督教大学社会科学研究所共編『教会と社会の100年』柘植書房・東京・1994
○他学部・他学科生の受講

○ホームページURL
http://pweb.sophia.ac.jp/~j-puthen/
○授業計画
1トピック・イントロダクション
2道徳・倫理・思想
3社会構造の分析
4資本主義における倫理観
5社会主義における倫理観
6途上国における開発倫理
7人間開発と倫理
8グローバライゼーションと倫理
9国際機関・NGOと倫理
10文化面の分析と倫理
11現代宗教の理解
12人間の尊厳と人権
13福祉社会に求められる倫理
14まとめ

  

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