2006年度上智大学シラバス
2006/03/02更新
○講義概要 |
本講義においては、環境法に関する基礎的な理解を前提として、現に環境汚染あるいは自然破壊が問題となっている事例を取り上げ、問題の背景、関係する環境法制と当該法制度の問題点、問題解決に向けての諸課題、政策動向について検討するとともに、環境訴訟についても言及したいと思う。水質汚染(水俣病その他の公害病の現状を含め検討)、大気汚染(道路公害と差し止め訴訟)、景観保護制度と訴訟、自然保護法(野生生物保護法制、自然保護訴訟)、廃棄物問題と廃棄物法制について取り上げる予定である。授業では、一方的に講義するのではなく、適宜質問、意見交換の時間をとりたいと思う。
|
○評価方法 |
出席状況(30%)、授業参画(30%)、レポート(40%)
|
○テキスト |
レクチャー環境法(法律文化社)をテキストとする。また必要な資料を教室で配布する。 富井利安編『レクチャー環境法』 法律文化社、2006.5刊行予定
|
○参考書 |
講義で取り上げる箇所について、畠山武道『自然保護法講義第2版』、阿部・淡路『環境法第3版』、あるいは大塚直『環境法』のいずれかの該当箇所を参照してほしい。
|
○授業計画 |
1 | 環境問題の構造、環境法概観 環境基本法と環境基本計画 |
2 | 水質汚濁問題と法、公害の歴史と水俣病問題の現在 |
3 | 大気汚染問題と法、道路公害と差し止め訴訟 |
4 | 景観保護制度と景観訴訟 |
5 | 自然保護法制、野生生物保護法制、自然再生の法制度 |
|
Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター
|