2006年度上智大学シラバス

2006/02/10更新
◆比較社会学研究Ⅰ(基礎) - (前)
野宮 大志郎
○講義概要
本講義では、比較研究の基礎知識の獲得を目標とする。比較とはどのような方法か、その基本型は何かを学習し、あわせて応用的手法を概説的に学習する。「比較社会学研究I(前期)・II(後期)」は、それぞれ単独で履修できるが、前後期あわせて履修することが望ましい。
○評価方法
授業への参加度(出席+ディスカッション+リーディング+コメント+質問=30点)、プレゼンテーションの内容(40点)、期末エッセイ(40点)の総合得点で評価する。合計は110点となるが、大学評価基準(例えば90点以上はA)に基づき評価する。
○テキスト
E.デュルケーム『自殺論』 中公文庫
R.ドーア『イギリスの工場・日本の工場』 ちくま学芸文庫
○参考書
下記の参考書以外に、学術論文を多用する。必要に応じて適宜指示する。
鹿又、野宮、長谷川『質的比較分析』ミネルヴァ書房
C.レイガン『社会科学における比較研究』ミネルヴァ書房
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1クラス・オリエンテーション
2クラス・オーガニゼーション&比較社会学イントロダクション
3デュルケーム『自殺論』:第1篇第1章
4デュルケーム『自殺論』:第1篇第4章
5デュルケーム『自殺論』:まとめ
上記に加え、第二編第二章を読み、デュルケームの考え方・比較の使い方をまとめる(プレゼンテーション)。
6ドーア『イギリスの工場・日本の工場(上)』:序
7ドーア『イギリスの工場・日本の工場(上)』:第3章
8ドーア『イギリスの工場・日本の工場(上)』:まとめ
上記に加え、第14章と第15章を読み、ドーアの考え方・比較の使い方をまとめる(プレゼンテーション)。
9中間のまとめ:デュルケームとドーア
10比較のバリエーション(1):プレゼンテーション:C.レイガン『社会科学における比較研究』第3章、第4章
11比較のバリエーション(2):プレゼンテーション:C.レイガン『社会科学における比較研究』第8章
12比較のバリエーション(3):プレゼンテーション:鹿又・野宮・長谷川『質的比較分析』第5章
13比較のバリエーション(4):プレゼンテーション:鹿又・野宮・長谷川『質的比較分析』第6章
14比較のバリエーション(5):プレゼンテーション:鹿又・野宮・長谷川『質的比較分析』第3章

  

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