2006年度上智大学シラバス

2006/02/23更新
◆日本語学概説1 - (前)
加藤 泰彦
○科目サブタイトル
日本語のシンタクスと意味
○講義概要
このコースでは、はじめにことばの研究全般にとっての基本的な諸問題 ― ことばを研究することによって何を明らかにしようとしているのか、なぜ日本語(母語)を研究するのか、など ― を考える。つぎに、現代日本語の基本的な側面を幅広く見わたすために、世界の諸言語の類型類的な視点から、その諸特徴をみていく。テキストとして、この観点からの優れた概説論文である Kuno(1978)を用いる。授業は講義形式。予備知識は必要としない。
○評価方法
授業参画(10%)、後期学期末試験(授業期間中)(90%)
○テキスト
Kuno, Susumu. 1978. "Japanese: A Characteristic OV Language." Syntactic Typology: Studies in the Phenomenology of Language. (ed.) W.P. Lehmann. Austin: University of Texas Press, pp. 57-138.
(授業でコピーを配布する)
○参考書
Tujimura,N.『An Introduction to Japanese Linguistics』Blackwell,2000
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ことばの研究の基礎(1)
2ことばの研究の基礎(2)
3単文の構造 (1)
4単文の構造 (2)
5名詞句の構造 (1)
6名詞句の構造 (2)
7動詞句の構造 (1)
8動詞句の構造 (2)
9副詞類 (1)
10副詞類 (2)
11複文の構造
12文法的派生
13予備日
14まとめと質問
15テスト

  

Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター