2006年度上智大学シラバス

2006/04/05更新
◆社会福祉経営学 - (前)
島津 望
○科目サブタイトル
経営学の基本概念と福祉・医療への応用について
○講義概要
経営学は企業をモデルに発展してきたために、福祉に応用するためには多少の修正が必要である。どの点が企業でも福祉でも共通する理論で、どの点で企業と違うのかをしっかりと理解することが、福祉の経営を理解するうえで必要な視点である。この点を誤ると、正しい福祉経営はできない。この授業では、経営学の基本を学びながら、経営学の理論を福祉に応用する際の違いを明らかにする。この点について、受講者には毎回、事前にレポートを用意してもらう予定である。
○評価方法
授業参画(50%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(50%)
○テキスト
第1回目の授業までに、テキスト『ゼミナール経営学入門』の序章と第9章、および『経営組織』のⅠをあらかじめ読んでおいてください。履修するかどうかが決まっていない人は、テキストを購入しなくても、図書館で借りるか、コピーするなどしても結構ですが、必ず目を通しておいてください。
伊丹敬之・加護野忠男『ゼミナール経営学入門(第3版)』 日本経済新聞社、2003
金井壽宏『経営組織』 日経文庫、1999
島津望『医療の質と患者満足』 千倉書房、2005
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1福祉・医療と経営学
2組織と個人
3組織構造
4組織構造設計
5インセンティブシステム
6経営理念と組織文化
7リーダーシップ
8人の配置、育成、選抜
9戦略とは何か
10ケアサービスのマネジメント
11ケアの質と利用者満足
12利用者満足を高める組織設計
13ケア・サービスのネットワーキング

  

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