2006年度上智大学シラバス

2006/02/18更新
◆宗教社会学特講 - (通)
芳賀 学
○科目サブタイトル
文化としての宗教、宗教としての文化
○講義概要
個別の出来事に、あるいは人生に、私たちは意味を求める。どう生きたら良いか、どう生きるべきか、といったアイデンティティに関わる問いはそこに生まれるものであり、どのような時代の社会も、その種の実存的な問いに対する何らかの回答を与える装置を備えている。ある見方をすれば、その装置こそがその社会の文化であり宗教であるといえる。この講義では、こうした視点に立って、教団宗教に限らず、広義の文化現象を取り扱い、そこに生まれる悲喜劇に目を凝らしていこう。内容は参加者と話し合って決めるが、前半は、講義や私からの情報提供を受けての議論を中心に、後半は必読文献の輪読を中心に進めていこうと考えている。(以下の授業計画は、参考のため、昨年のスケジュールを暫定的に掲載したものである。)
○評価方法
出席状況(40%)、授業参画(40%)、リアクションペーパー(20%)
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1イントロダクション:日本人は本当に「無宗教」か?
2文化としての宗教、宗教としての文化
3旅としての宗教:巡礼の社会学①
4旅としての宗教:  〃   ②
5癒しの場としての宗教:聖地崇拝の社会学①
6癒しの場としての宗教:    〃   ②
7体験談という回心物語:語り手の立場から①
8体験談という回心物語:   〃    ②
9体験談という回心物語:指導役の立場から①
10体験談という回心物語:   〃    ②
11異文化としての宗教:「イエスの方舟」再考①
12異文化としての宗教:「イエスの方舟」再考②
13総括討論:あらためて宗教とは?
14関連文献の輪読
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17  〃
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