2006年度上智大学シラバス
2006/10/05更新
○講義概要 |
今年のタイトルは、「身体疾患とイメージ」とする。身体的な疾患を患っているクライエントのもつイメージと、そこに心理臨床家として関わることの可能性について考えたい。テキストにあげてある文献の他にも、日本語、英語の論文をいくつか読み進める予定である。また、首都圏の3〜4の臨床心理学系の大学院との合同ケースカンファレンスも行う予定。臨床心理学コースの学生、およびその修了生のみが履修できる。
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○評価方法 |
出席状況(20%)、授業参画(40%)、レポート(40%)
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○テキスト |
S.バッハ(老松克博、角野義宏訳)『生命はその生涯を描く:重病の子どもが描く自由画の意味』 誠信書房 1990/1998 岸本寛史『癌と心理療法』 誠信書房 1999 R.ボスナック(岸本寛史訳)『クリストファーの夢:生と死を見つめたHIV者の夢分析』 創元社 2003
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○授業計画 |
1 | オリエンテーション |
2 | 他大学院との合同ケースカンファレンス |
3 | 身体疾患と箱庭 |
4 | 身体疾患と描画1:生命はその生涯を描く1 |
5 | 身体疾患と描画2:生命はその生涯を描く2 |
6 | 身体疾患と描画3:癌と心理療法 |
7 | 身体疾患と描画4:岸本寛史 2005 緩和のこころ:癌患者への心理的援助のために 誠信書房 |
8 | 身体疾患と描画5:水口公信 2002 最後の樹木画:ホスピスケアにおける絵画療法 三輪書店 |
9 | 身体疾患と夢:クリストファーの夢 |
10 | 身体疾患と言語1:M.ルノー(加藤誠訳) 2002/2004 緩和ケア:精神分析に何ができるか |
11 | 身体疾患とイメージ1 |
12 | 身体疾患とイメージ2 |
13 | 身体疾患とイメージ3 |
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By:上智大学 学事センター
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