2006年度上智大学シラバス
2006/02/26更新
○科目サブタイトル |
多文化社会アメリカにおける歴史教育改革論
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○講義概要 |
歴史教育は国民統合の一環を担う教科とみなされてきた。本演習では、多文化共生に向かう現代世界にあって、民主主義的な市民性育成を担う歴史教育のあり方を、アメリカ合衆国の近年の事例をもとに考察する。受講者と一緒にテキストを読み進め、関連資料の発表と討論を織り交ぜていく。
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○評価方法 |
演習なので、出席と授業への参加度・貢献度など平常点を総合的に評価する。
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○テキスト |
溝口 和宏『現代アメリカ歴史教育改革論研究』 風間書房,2003年 渡辺 雅子 編著『叙述のスタイルと歴史教育 教授法と教科書の国際比較』 三元社,2003年
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○参考書 |
ジェームズ・W . ローウェン [富田 虎男 訳]『アメリカの歴史教科諸問題 先生が教えた嘘』明石書店,2003年 梅津 正美『歴史教育内容改革研究 社会史教授の論理と展開』風間書房,2006年 近藤 孝弘『ドイツの政治教育 成熟した民主社会への課題』岩波書店,2005年
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○授業計画 |
1 | ガイダンス:本授業の課題と方法 |
2 | 歴史教育における民主主義的市民性育成の必要性 |
3 | 歴史教育における開かれた価値観形成(第1章) |
4 | 「思想」分析型の歴史教育論(第2章) |
5 | 「政策」分析型の歴史教育論(第3章) |
6 | 「制度」分析型の歴史教育論(第4章) |
7 | 全体討論:アメリカの価値分析型の歴史教育論をめぐって |
8 | 「宣伝」分析型の歴史教育論(第5章) |
9 | 「判例」分析型の歴史教育論(第6章) |
10 | 「選択的」価値追究型の歴史教育論(第7章) |
11 | 「調停的」価値追究型の歴史教育論(第8章) |
12 | 全体討論:アメリカの価値追究型の歴史教育論をめぐって |
13 | まとめ:歴史教育による民主主義的市民性育成の可能性 |
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