2006年度上智大学シラバス

2006/02/28更新
◆ドイツ詩 - (通)
中村 朝子
○講義概要
「詩的Moderne」は何かということを考える一つの方法として、19世紀後半のArno Holzから現代のDurs Grünbeinまで、詩人たちの著した詩論を概観し、考察する。取り上げる詩論は書簡、エッセイ、評論と表出の形も異なり、分析的、熱情的、遊戯的と調子も様々であるが、いずれも詩人が詩作に際して何を考え、何を敢行したのかを如実に表している。それらの詩論を時代順に検討することにより、一方で矛盾をはらんだドイツの「詩的モデルネ」の系譜と特徴を浮かび上がらせ、他方でしばしば詩論と詩が近づいていると考えられるそれらの詩人たちの詩のテクストをより深く理解することを目指したい。
○テキスト
Walter Höllerer "Theorie der modernen Lyrik" Carl Hanser Verlag,2003
○参考書
授業中に適宜指示します
○必要な外国語
ドイツ語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1導入
2Arno Holz
3
4Hugo von Hofmannsthal
5
6Rainer Maria Rilke
7
8Oskar Loerke
9
10Georg Trakl
11
12Kurt Schwitters
13
14Johannes Robert Becher
15
16Bertolt Brecht
17
18Karl Krolow
19
20Paul Celau
21
22Helmut Heißenbüttel
23
24Friedrich Mayröcker
25
26Hans Magnus Enzensberger
27
28Rolf Dieter Brinkmann
29
30Durs Grünbein

  

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