2006年度上智大学シラバス
2006/03/01更新
○科目サブタイトル |
われわれのゲルマニスティクとは何か?
|
○講義概要 |
どんなテーマで,どんな研究対象を,どんな方法で研究するにしても,人文科学において用いられる言語は理論的・論述的だ。なぜなら,学問的言説はそうでなくてはならないとされているからだ。もちろん,学問の言語についてのこうした規定は,西洋の学問的伝統に由来するから,われわれが,非西洋の立場で研究するとき,必ずしも自明の前提とするべきではなかろう。それは西洋的学問に特殊な文化的特徴といってもいい。それにもかかわらず,われわれが西洋的学問を理解し,また,西洋的学問と対決するためには,西洋的意味で理論的言語を理解し,駆使できるようになる必要がある。それを目標に,ゲルマニスティクの分野で研究するための基礎となる理論やテーゼを含むテクストを論理的にも文法的にも厳密に解読する。独独辞典をはじめ,下記の参考書に掲げた事典は必須アイテム。
|
○評価方法 |
授業参画(50%)、レポート(50%)
|
○参考書 |
『独独辞典(Duden deutsches UniversalwörterbuchまたはWahrig: Deutsches Wörterbuch』 Nünnig, Ansgar (Hrsg.):『Metzler Lexikon Literatur- und Kulkturtheorie, 2. Aufl. Stuttgart/Weimar』(Metzler) 2001 Schmidt, Heinrich/Georgi Schischkoff:『Philosophisches Wörterbuch. Stuttgart』(Kröner) 1991
|
○授業計画 |
1 | 第1回目の授業で,テーマとテキストおよび授業の運営方法と授業計画について説明する。 |
|
Copyright (C) 2006 Sophia University
By:上智大学 学事センター
|