2006年度上智大学シラバス
2006/03/01更新
◆日本史特講(日欧交渉史) - (後)
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川村 信三
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○講義概要 |
十六・七世紀にわが国で生じた日欧交渉の足跡を,ポルトガル,スペイン両国との関係を中心にたどる。その際,思想,文化,文芸の分野が特に重視される。またキリスト教のわが国への導入についても詳しく扱いたい。その際,日本古来の文化との接触,反発なども考慮する。
学部共通科目であるため、史学科所属の大学院生には特別の課題が義務づけられる。
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○評価方法 |
出席状況(40%)、授業参画(30%)、レポート(30%) 史学科学部生に課された必須事項(出席、学期末筆記試験、中間レポート)のほかに、史学科大学院生には、本講義に関連した事項の特別リサーチペーパー(A4紙20枚程度 40字×30行/一頁)を義務づける。
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○授業計画 |
1 | 日欧交渉事始め |
2 | 南蛮人(ポルトガル・スペイン)とキリシタン宗門(ザビエルとイエズス会) |
3 | ポルトガル貿易と東アジア経済圏 |
4 | 欧文日本関係文書の研究(フロイスの『日本史』) |
5 | 織田信長と宗政(キリシタン・一向宗) |
6 | 村落共同体の信仰とその形(コンフラリヤ、道場、講) |
7 | 日本的禁忌とキリシタン宗門の社会活動 |
8 | アレッサンドロ・ヴァリニャーノと日本文化の評価 |
9 | 天正少年使節と日本社会 |
10 | キリシタン版(ヨーロッパ可動式活版印刷機の導入) |
11 | 南蛮文化の諸相 |
12 | 日西交渉と徳川家康 |
13 | 日葡交渉の終焉、鎖国、キリシタン禁教 |
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