2006年度上智大学シラバス
2006/03/23更新
○講義概要 |
新設科目。この数十年においてカトリック教義学各分野ではドラスティックな変化が見られる。これは、現代人の経験と伝統的教義の接点を確認する意図による場合が大半である。本講は、教義と教義学の本質を検討することから始めて、教義学の基本的教えをデンツィンガー等を用いて吟味し、この50年の間にどのような「新解釈」が見られるかを現代神学者の考えに即して紹介する。このような作業を各教科において順次行う。基本的には講義であるが、受講者の協力を求めることもある。成績評価の詳細については受講者との相談による。前期は、基礎神学、神論(唯一神論、三位一体論、創造論)、神学的人間論(原罪論、恩恵論)を中心的に扱う
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○評価方法 |
出席状況(30%) 単位取得は、講義数の少なくとも三分の二の出席を前提とする
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○テキスト |
福田勤編著『マウルス・ハインリッヒ講義集Ⅰ~Ⅵ』(サンパウロ)を中心的に扱う(大著なので受講者は購入する必要はない)。現代的問題については、下記参考書を主に参照する
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○参考書 |
F.S.Fiorenza/J.P.Galvin(ed.), Systematic Theology. Roman Catholic Perspectives, vol 1-2, Minneapolis 1991が参考になる。他の文献については講義中に順次紹介する。
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○授業計画 |
1 | 教義学とは何か |
2 | 教義と教導職 |
3 | 基礎神学1 |
4 | 基礎神学2 |
5 | 唯一神論 |
6 | 三位一体論 |
7 | 創造論 |
8 | 原罪論 |
9 | 恩恵論 |
10 | 討論:現代人にとっての神学的人間論の意義 |
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