2006年度上智大学シラバス

2006/02/20更新
◆結婚の秘跡 - (前)
濱田 了
○講義概要
人はなぜ愛するのかという疑問から出発して、婚姻の諸制度ならびにカトリック教会における婚姻を扱う。婚姻を「契約」とする立場、また「召命」とする立場からは、秘跡をどのようにとらえられるか、また宣教・司牧の場面では、婚姻破綻をどのように対処できるかを考える。
○評価方法
出席状況(30%)、授業参画(20%)、レポート(50%)
○参考書
濱田 了『「愛のみちしるべ」ーキリスト教学演習ー』光明社 2000年
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1人はなぜ愛するのか。初めての異性。
2婚姻の諸制度。諸宗教における結婚の形態。
3「男と女に造られた」。キリスト教における婚姻。
4父母となること。
5婚姻の秘跡。ヴァチカン公会議「教会憲章」「現代世界憲章」の教え。
6婚姻の成立。儀式か生活か。Forma Canonica
7教会法が規定する結婚に要求される能力・資質。
8結婚が秘跡となることへの障害。
9婚姻の破綻。
10別居、離別、離婚裁判、再婚。
11カトリック教会における手続きと裁判制度。訓令「婚姻の尊厳」の紹介。
12改めて、「婚姻の秘跡」とは?
13結婚への召命。

  

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