Syllabus system

2005年度上智大学シラバス

◆演習（ナショナリズムとグローバル化）　－　（通）

吉野耕作

○講義概要

現代社会におけるナショナリズムの問題を様々な角度から考えてみたい。その際、ナショナリズムが生じる「場」を身近な日常世界の中に発見し、その本質を理解したい。「国民社会」の再構築と平行して、グローバル化が様々な場面で進行している。消費文化、移住、観光、言語、ポピュラー・カルチャーなどをはじめとして、身の回りに起こっている現象にひきつけて考えてみたい。前半は基本的な文献を共に読み、後半は参加者各自が自主的に決めたテーマに沿って議論を深める予定だが、学生諸君と相談しながら進め方を創り出したい。自由な雰囲気の中で活発なディスカッションができる場を提供したい。（＊他学部他学科の学生の履修は原則「可」とするが、定員を制限することもありえるので、開講時に直接担当教員に申し出ること。）

○評価方法

授業参画(50%)、レポート(50%)

○テキスト

吉野耕作『文化ナショナリズムの社会学－現代日本のアイデンティティの行方』名古屋大学出版会，1997年

○参考書

参考文献は開講時に指示する。

○必要な外国語

英語

○他学部・他学科生の受講

可

○授業計画

1	イントロダクション
2	ナショナリズムとグローバル化を理解するための視点（１）
3	文献の輪読とディスカッション
4	〃
5	〃
6	〃
7	〃
8	〃
9	〃
10	〃
11	〃
12	〃
13	〃
14	ナショナリズムとグローバル化を理解するための視点（２）
15	参加者個別の研究発表とディスカッション
16	〃
17	〃
18	〃
19	〃
20	〃
21	〃
22	〃
23	〃
24	〃
25	総括的なディスカッション（１）
26	総括的なディスカッション（２）