2005年度上智大学シラバス

◆学校教育学Ⅰ - (前)
奈須正裕
○講義概要
学校教育に関わる様々な意志決定のよりどころは,常に子どもの発達・学習の事実である。ここでは,学校教育をデザインする基礎知識として,心理学研究の成果を中心に,科学がとらえた子どもの発達・学習のメカニズムと,その教育方法への応用について概観する。議論が,受講者の子ども観,発達観,学習観,知識観を問い直す機会となることを期待したい。
○評価方法
前期学期末試験(授業期間中)(100%)
○テキスト
鹿毛雅治・奈須正裕『学ぶこと・教えること―学校教育の心理学―』 金子書房
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1教室における子どもの事実とは何か
2知識獲得のメカニズム
3知識の内的表現
4熟達化と知識構造の変容
5問題解決の過程
6知的好奇心と内発的動機づけ
7有能感と無気力
8学習とレディネス
9個人差への対応と教育的平等
10無学年制とマスタリー・ラーニング
11ATI
12オープン・スクール

  

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