○講義概要 |
量子力学IIで学んだことを前提として,量子力学を具体的に応用する技術を修得することを目的とする。講義内容は,近似法,摂動論の一般論,時間に依存する摂動論,そして遷移確率の計算法について講義する。その後,電磁場と荷電粒子の相互作用,散乱理論,そして多電子系を予定している。
|
○評価方法 |
試験の成績,出席点,レポートの点で総合的に評価する。
|
○授業計画 |
1 | 摂動展開の一般論 |
2 | 時間に依存する摂動論の応用 |
3 | 電磁場:古典電磁場とマクスウェル方程式 |
4 | 荷電粒子との相互作用 |
5 | 電磁場の量子化 |
6 | 原子による光の吸収と放出 |
7 | 散乱理論:散乱断面積、平面波と球面波 |
8 | 波動関数の漸近形と散乱断面積 |
9 | 部分波への分解 I |
10 | 部分波への分解 II |
11 | 散乱状態を記述する積分方程式 |
12 | 演算子による記法 |
|
Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課
|