2005年度上智大学シラバス

◆解析力学 - (前)
高柳 和雄
○講義概要
ニュートン力学を学習すると,たった一つの原理がすべての物体の運動を予言するという美しさに感動する。しかし,ニュートンの運動方程式とはまったく異なる原理からスタートして,よりエレガントに力学を構築することができる。講義では,最小作用の原理をはじめ,ラグランジアン,変分法,ハミルトニアン,正準方程式,正準変換,位相空間など,将来,統計力学や量子力学を学ぶ時に役に立つ概念を出来るだけ多く取り上げる。
○評価方法
試験の成績,出席点で総合的に評価する。
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1仮想仕事の原理
2D'Alembertの原理
3変分法
4最小作用の原理とLagrange方程式-1
5   〃-2
6速度に依存するポテンシャル
7対称性と保存則
8微小振動
9Hamiltonianと正準方程式
10位相空間
11正準変換-1
12   〃-2
13Hamilton-Jacobiの理論-1
14   〃-2

  

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