2005年度上智大学シラバス

◆複素関数論 - (後)
池尾 茂
○講義概要
物理学や工学の諸問題を解析する上で重要な役割を果たしている複素変数の関数について講義する。講義内容は,正則関数,複素積分法,複素平面における無限級数,留数理論,等角写像などである。本科目を履修するためには,「数学I・II」を習得していることが望ましい。
○評価方法
リアクションペーパー(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(40%)、中間試験(40%)
2回の試験(中間,期末)の結果と授業時間中に行う演習の成績とを合わせて評価する。
○参考書
渡辺・宮崎・遠藤『複素関数論』培風館
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1複素数の代数演算
2複素数の絶対値
3複素関数
4正則関数
5初等関数(指数関数、三角関数)
6   〃(対数関数)
7中間試験
8複素積分(コーシーの積分定理)
9   〃(コーシーの積分公式、グルサの定理)
10級数展開(テーラー展開)
11   〃(ローラン展開)
12留数の定理
13実数関数の積分への留数理論の応用

  

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