○講義概要 |
近現代イスラーム世界における政治・思想運動を概観する。19世紀以降,とりわけ近代化に対する反応として現れた種々の潮流の作用・反作用と今日の問題の結びつきを理解してほしい。前期授業の履修は受講のため必須ではないが,イスラームに関する基礎知識が全くない場合は適宜概説書などを読んでおくことが望ましい。試験は前期と同じ要領で行う。
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○評価方法 |
後期学期末試験(授業期間中)(100%)
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○参考書 |
小杉泰『現代中東とイスラーム政治』昭和堂,1993年 板垣雄三編『「対テロ戦争」とイスラム世界』岩波新書,2002年 大塚和夫『イスラーム主義とは何か』岩波新書,2004年
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○授業計画 |
1 | イスラーム復興の始まり |
2 | マナール派のイスラーム改革 |
3 | 立法改革にみるモダニズム―エジプト身分関係法を中心に |
4 | オスマン主義からトルコ・ナショナリズムへ |
5 | アラブ民族主義の覚醒 |
6 | ナセリズムとエジプト |
7 | ムスリム同胞団といわゆる「イスラーム原理主義」 |
8 | タリバーンとアフガニスタン |
9 | パレスティナ問題 |
10 | バース党イラクから9.11まで |
11 | パキスタンのイスラーム化 |
12 | 中央アジアにおけるイスラーム復興 |
13 | 試験 |
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By:上智大学学事部学務課
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