2005年度上智大学シラバス

◆中東イスラム史B(近現代)1 - (前)
小牧 昌平
○講義概要
現在のイラン・アフガニスタンなどを含む内陸アジア試験級が最近盛んである。この地域は、伝統的東洋史学においては、西アジア史、南アジア史、中央アジア史の狭間にあって、一小世界とは規定されてこなかった。個々では、冷戦終結という国際情勢も踏まえ、従来の枠組みでは欠落してきた前近代末期から近代初め(18世紀末-19世紀初)の諸問題を主に取り上げる。
○評価方法
レポート(100%)
場合によっては学期末に試験を行うこともある。
○テキスト
『プリントを適宜配布する』
○参考書
日本イスラム協会他監修『新イスラム事典』平凡社、2002
大塚和夫他編『岩波イスラーム辞典』岩波書店、2002
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1オリエンテーション
2イラン史研究のための工具類
3イラン概要
4イランの特殊性をめぐる議論
5イランにおける諸思想(1)
6イランにおける諸思想(2)
7従来の地域設定の問題点
8内陸アジア史の見直し(1)
9内陸アジア史の見直し(2)
10内陸アジア史の見直し(3)
11英露の角逐とイラン
12まとめ

  

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