1 | ピョートル1世時代(18世紀第2四半期)の西欧化の目的は西欧的な絶対主義の国家を造ることにあっり、決して西欧の市民社会を学ぼうとしたものではなかったことについて詳述する。 |
2 | ピョートル以後(18世紀第2四半期)のロシア社会の変貌について述べ、エカテリナ2世の時代への序章とする。 |
3 | エカテリナ2世時代(18世紀後半)の「西欧化」とピョートル1世時代の「西欧化」の違いについて考察し、同時代の西欧の思想を学んだ者の悲劇について、ラジシチェフやノヴィコーフらを事例として、詳述する。 |
4 | アレクサンドル1世時代の前期(1801年―12年)について。その自由主義的雰囲気とそこで為された幾つかの改革の成果について検討する。 |
5 | アレクサンドル1世時代(1801-1825)を前期と後期とに分けるナポレオン戦争(1812年)がロシア思想のその後の展開にいかなる意味を持ったかについて考える |
6 | アレクサンドル1世治下で形成された各種の秘密結社とその思想、特にデカブリストの思想について考察する。 |
7 | デカブリストの反乱(1825年)を鎮圧することによって始まったニコライ1世の時代の特質について検討する |
8 | ニコライ1世の時代(1825-1855)の思想について(その1):ピョートル・チャアダーエフの思想を紹介する |
9 | ニコライ1世の時代の思想について(その2):スラヴ派の形成と展開 |
10 | ニコライ1世の時代の思想について(その3):スラヴ派の思想(イワン・キレーエフスキーを中心として) |
11 | ニコライ1世の時代の思想について(その4):西欧派の形成と展開 |
12 | ニコライ1世の時代の思想について(その5):西欧派の思想(アレクサンドル・ゲルツェンを中心として) |
13 | (前期予備日) |
14 | (前期予備) |
15 | 後期については授業計画の詳細は未定 |