◆ラテンアメリカの社会と法1 - (前)
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奥山 恭子
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○講義概要 |
本講座の課題はラテンアメリカ社会の法制度を理解すること。ただし法は社会的状況を知ってこそ意味がある。また法といっても範囲が広い。そこで地域研究の一環として、他の科目等で履修した事項や、ラテンアメリカ社会の特質と言われるような事例を取上げ、これと関連する法制度について講義を行う。前期では総論的に、歴史と関連した法制度の流れから、現在の国際関係とラ米の法制度の関係性を中心とし、後期に各論的テーマを取上げる。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(20%)、前期学期末試験(授業期間中)(50%)、後期学期末試験(定期試験期間中)
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○授業計画 |
1 | ラ米法を学ぶ意義はどこにあるか。 ラ米法とイスパノアメリカ法、イベロアメリカ法との差異。 ラ米社会での法の位置付け。 |
2 | ラ米法の歴史①--法の分野での古代文明と現代社会との関係 ②--植民地時代の法制度 |
3 | ラ米方の歴史③--独立後の国家法体制の確立 |
4 | ラ米諸国と連邦制度 |
5 | 米州機構と米州人権条約・裁判所。 |
6 | 民法とラ米の宗教の関係。 |
7 | 刑法と人権意識、人権訴訟。 |
8 | 実質的階層性社会と法制度ーー治安裁判所、陪審制の導入。 |
9 | 人口法学からみたラ米社会 |
10 | 日系移民 |
11 | ラ米社会の課題と法のあり方 |
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By:上智大学学事部学務課
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