○講義概要 |
保険の産業論の観点から、保険事業のメカニズムを、保険サービス利用者の視点とサービス提供者の両方の視点で理解する。日本の保険市場では、従来では考えられなかった保険会社の破綻、合併統合が起きている。世界的にも、保険システムは、20世紀から21世紀にかけて劇的な転換期を経験している。グローバルな動きに留意して、日本の動向を海外と比較しながら考える。また、新しい現実に対して伝統的な理論を見直していくことも試みる。
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○評価方法 |
出席状況(20%)、レポート(80%)
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○テキスト |
田村祐一郎編『保険の産業分水嶺』 千倉書房、2002年
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○授業計画 |
1 | オリエンテーション |
2 | 保険の仕組み、基本を理解する |
3 | 個人を対象とする保険事業 |
4 | 法人を対象とする保険事業 |
5 | 日本の保険市場と欧米の保険市場 |
6 | 戦後日本の保険システムの発展 |
7 | 保険システムが果たしている役割 |
8 | 保険事業に対する規制の必要性と方法 |
9 | 新しい現実をもとに、金融と保険の関係を考える |
10 | 生命保険事業の収益構造と課題 |
11 | 生命保険のマーケティング |
12 | 生命保険の新商品開発の動向 |
13 | 保険産業論のまとめ・試験(レポート提出) 講義のまとめの話をした後、レポート提出 |
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By:上智大学学事部学務課
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