2005年度上智大学シラバス

◆日本経済史Ⅱ - (後)
鬼頭宏
○科目サブタイトル
近代成長の軌跡
○講義概要
21世紀の日本経済は間もなく始まる人口減少によって,困難な状況が深まると懸念されている。この講義では,19世紀末期以後の1世紀間に日本経済の歩みを概観し,近代経済成長の軌跡を検討する。授業では講義を中心とし、数回、リアクションペーパーで統計的考察レポートの提出をさせる。授業と平行して受講生はプロジェクトの作成を進める。今年度はプロジェクトのテーマは「企業」とする。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(10%)、リアクションペーパー(10%)、レポート(35%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(35%)
○テキスト
中村隆英『日本経済―その成長と構造』 東京大学出版会
○参考書
西川俊作『日本経済の成長史』東洋経済新報社
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1(10/5)序 近代成長における企業家の役割
2(10/12)I 長期趨勢    (1)成長と景気変動
           *プロジェクト課題発表
3(10/19)          (2)産業構造と就業構造
4(10/26)          (3)貿易と国際収支
5(11/9)II 発展の軌跡(1)(1)明治前期の経済変動
6(11/16)          (2)工業化の始動
           *プロジェクト企画書の提出
7(11/30)          (3)戦間期
8(12/7)          (4)戦時経済
9(12/14)III 発展の軌跡(2)(1)戦後復興
10(12/21)          (2)高度成長
11(1/11)           (3)安定成長
12(1/18)          (4)バブル経済
13(1/20)IV 21世紀:人口減少社会における経済の課題
            *プロジェクト報告書提出

  

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