○講義概要 |
まず掃き出し法(消去法)による連立一次方程式の解法を学ぶ。次に連立一次方程式を一次写像として捉える事により,行列の基本事項,さらに行列式の性質を調べる。 その後は,計量線形空間から対称行列を中心にして,2次形式の符号決定問題を考える。 2 次形式の符号問題は, 経済数学解析における極値問題に直結する。この問題は, 行列論では「固有値問題」という分野になる。 後期では, 固有値問題に主力をおく。
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○評価方法 |
出席状況、リアクションペーパー、前期学期末試験(定期試験期間中)(50%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(50%)、小テスト等 前期・後期の末に実施する試験で評価する。若干の平常点を加味する場合がある。
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○テキスト |
津野義道『『経済数学II 線形代数と産業連関論』』 培風館
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○授業計画 |
1 | 連立一次方程式の解法I |
2 | 連立一次方程式の解法II |
3 | 連立一次方程式の解法III |
4 | 一次写像と行列 |
5 | 線形空間の構造I:一次独立性 |
6 | 線線形空間の構造II:基底と次元 |
7 | 線形空間の構造III:行列の階数 |
8 | 正則行列と基本行列 |
9 | 線形空間の構造III:行列の階数 |
10 | 正則行列と基本行列 |
11 | 行列式の基礎 I |
12 | 行列式の基礎 II |
13 | 行列式の基礎 III |
14 | 行列、行列式に関する演習 I |
15 | 行列、行列式に関する演習 II |
16 | n次の行列式:置換の符号 |
17 | 行列式の基本性質I |
18 | 行列式の基本性質II |
19 | 行列式の基本性質III |
20 | 行列式の基本性質IV |
21 | 行列式の計算練習 |
22 | 余因子展開公式 |
23 | 逆行列の公式 |
24 | 計量線形空間 |
25 | 内積とノルム |
26 | 内積と対称行列 |
27 | 2次形式 |
28 | 正値対称行列 |
29 | 一般固有値問題 |
30 | 行列の対角化 |
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By:上智大学学事部学務課
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