◆国際関係法特殊講義Ⅲ(日本の安全保障政策) - (前)
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水越 英明
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○講義概要 |
第2次世界大戦以降の日本政府の安全保障政策の考え方、日米安保体制の変遷、日本の国連平和維持活動への対応等についての基本事項を押さえた上で特に国際テロリズムを中心とする21世紀の新しい脅威への対応について講師(前外務省総合外交政策局国際テロ対策協力室長)の実務上の経験をふまえて、学生との対話を重視した講義を行う。
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○評価方法 |
出席状況、授業参画、レポート、学期末試験を総合的に勘案して評価する。
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○テキスト |
赤根谷達雄・落合浩太郎編『日本の安全保障』 有斐閣・2004年4月1日 朝雲出版社編集局『平成17年版防衛ハンドブッック』 2005年4月初旬発行予定 Thomas H.Kean,Chair and Lee H .Hamilton,Vice Chair『The 9/11 Report』 The New York Times
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○参考書 |
田中明彦監修『「新しい戦争」時代の安全保障』都市出版 宮坂直史『日本はテロを防げるか』ちくま新書・2004年12月10日
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○授業計画 |
1 | 講義スケジュール、参考文献の説明、安全保障についての基本的考え方、日本の政府、外務省、防衛庁等による安全保障や危機管理に関する決定過程等 について説明 |
2 | 戦後の日本の安全保障政策と日米安保体制の変遷 |
3 | 湾岸戦争以降の日本の国連平和維持活動その他国際的な安全保障に関する活動への協力 |
4 | 2001年9月11日の同時多発テロと国際テロ対策 |
5 | 第5週以降は、冷戦時代以後におきた安全保障上の問題について具体的な事案(カンボジアや東チモールへのPKOへの派遣、北朝鮮の核疑惑、9.11同時多発テロ等)について演習のような形の講義を行う。 |
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By:上智大学学事部学務課
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