2005年度上智大学シラバス

◆比較憲法 - (通)
矢島 基美
○講義概要
比較憲法学は、自国をも含む諸外国の憲法現象を比較分析する学問である。本講では、英、米、仏、独などの主要な立憲主義国を俎上に載せ、比較分析にとって有意味で、かつ興味深いと思われる種々の観点からこれを取り扱う。わが国の憲法現象とともに、EUにおける国家統合の試みをも意識しつつ、論を進めることとしたい。憲法を履修済みであることが望ましい。
○評価方法
リアクションペーパー(10%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(80%)、小テスト等(10%)
評価は、基本的には、定期試験の成績によるが、適宜実施する予定のリアクションペーパーないし小テストの結果も勘案するつもりである。
○テキスト
樋口陽一・吉田善明編『解説世界憲法集〔第4版〕』 三省堂、2001年
○参考書
樋口陽一『比較憲法〔全訂第三版〕』青林書院、1992年
樋口陽一『国法学 人権原論』有斐閣、2004年
阿部照哉編『比較憲法入門』有斐閣、1994年
○必要な外国語
特になし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1ガイダンス
2「比較憲法学」とは何か
3憲法の類型論
4近代立憲主義の成立とその意義
5憲法制定 その1
6憲法制定 その2
7憲法制定 その3
8憲法改正 その1
9憲法改正 その2
10国家形態論 その1
11国家形態論 その2
12統治機構の類型論 その1
13統治機構の類型論 その2
14民主制と政党制 その1
15民主制と政党制 その2
16司法権
17違憲審査制 その1
18違憲審査制 その2
19違憲審査制 その3
20人権の保障 その1
21人権の保障 その2
22人権の保障 その3
23人権の保障 その4
24対外的事項 その1
25対外的事項 その2
26総括

  

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