2005年度上智大学シラバス

◆租税法 - (前)
小幡 純子
○講義概要
租税は、我々の市民生活と密接に結びついて徴収される国・地方公共団体の歳入源である。日常生活に身近な税である消費税、酒税、ガソリン税などから、所得税、相続税、固定資産税、地方の独自税(東京都の銀行税等)など、税は多種多様であるが、講義では、租税の法的側面をとらえて所得税を中心に、平易に概説していきたい。
○評価方法
前期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
○テキスト
金子・清永ほか著『税法入門第5版』 有斐閣 2004年
○参考書
金子宏『租税法』有斐閣
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1税とは何か―その意義・機能
2租税法の意義・範囲
3税法の法源―憲法・法律・政省令・通達・条例
4わが国における租税制度の歴史的変遷
5シャウプ勧告~税制改革~2005年
6租税法の基本原則―租税法律主義・租税平等主義
7租税法の基本原則―自主財政主義
8租税法の解釈原理―租税回避、信義則等
9課税要件総論
10所得課税の基本的仕組(1)
11所得課税の基本的仕組(2)
12所得税―各種所得の算出方法
13その他の税(相続税・消費税・固定資産税等)の基本的仕組

  

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