○講義概要 |
この講義は、民法典第2編物権の中の担保物権(295条~398条の22)についての基本的理解を得ることを目的とする。講義の主な内容は、抵当権の設定、抵当権の効力、抵当権の物上代位、抵当権と利用権の関係、抵当権の処分、質権、留置権、先取特権、譲渡担保などである。とくに抵当権については、理解すべき内容が多く、かつ奥行きが広いので、講義に出席するだけでなく、十分な予習と復習が必要である。
|
○評価方法 |
後期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
|
○テキスト |
道垣内弘人『担保物権法(現代民法3)』 有斐閣、2004年
|
○参考書 |
内田貴『民法Ⅲ〔第2版〕債権総論・担保物権』有斐閣、2004年 瀬川信久・内田貴・森田宏樹『民法判例集 担保物権・債権総論〔第2版〕』有斐閣、2004年
|
○授業計画 |
1 | 債権担保の意義、担保物権の種類 |
2 | 抵当権の設定 |
3 | 被担保債権の範囲、抵当権の効力の及ぶ目的物の範囲 |
4 | 物上代位 |
5 | 抵当権の優先弁済的効力 |
6 | 抵当権と用益権の調整 |
7 | 抵当権侵害 |
8 | 抵当権の処分 |
9 | 共同抵当 |
10 | 根抵当 |
11 | 質権 |
12 | 譲渡担保、仮登記担保、所有権留保、代理受領 |
13 | 留置権、先取特権 担保物権のまとめ |
|
Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課
|