○科目サブタイトル |
E.T.A.ホフマン『砂男Der Sandmann』を読む
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○講義概要 |
子供の目玉を抜きとりにやって来る砂男、少女機械人形オリンピアへの恋、幻惑する光学機器、狂気のカタルシスと「火の輪」の破局。ホフマンの物語『砂男』(1816年刊)は、グロテスクさと美しいイメージの融合、おどろおどろしさと明澄さの共存であり、また市民的な合理主義と〈ゴシック〉的なものとの奇妙な混合体である。この演習では、『砂男』を読み進めながら、ホフマンが描いた幻想世界の分裂性の正体を明らかにしていきたい。
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○評価方法 |
出席状況(10%)、授業参画(30%)、レポート(60%)
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○テキスト |
E.T.A.Hoffmann『Der Sandmann』 Suhrkamp Verlag, 2003
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○授業計画 |
1 | E.T.A.ホフマンの生涯とその芸術(1) |
2 | E.T.A.ホフマンの生涯とその芸術(2) |
3 | 3週目以降、『砂男Der Sandmann』を読み進めていく。 |
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By:上智大学学事部学務課
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