○講義概要 |
17世紀末頃~18世紀にかけて「誕生」したといわれる「小説」という「新奇」なジャンルが、現代までどのように変遷してきたのかを概観します。小説とはなにを目指し、どのような時代相を反映してきたのか(そして2004年の日本においていかに「電車男」にまでいたったのか)、それを考えるのがテーマです。
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○評価方法 |
リアクションペーパー(20%)、前期学期末試験(授業期間中)(80%)
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○テキスト |
『ハンドアウト(短編小説やエッセイをいくつか読んでもらいます)を図書館のリザーブにおいておきますので、各自コピーしてください。』 イアン・ワット『小説の勃興』 南雲堂、1999年
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○参考書 |
デイヴィッド・ロッジ『小説の技巧』白水社、1997年
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○授業計画 |
1 | イントロダクション |
2 | Aphra Behn, Oroonoko |
3 | 「リアリズム」--Daniel Defoe, Robinson Crusoe |
4 | 書簡体小説 |
5 | ゴシック小説 |
6 | ジェイン・オースティンの時代--Jane Austen, Emma |
7 | ヴィクトリア朝の小説(1)--Charles Dickens, Christmas Carol |
8 | ヴィクトリア朝の小説(2)--George Eliot, Middlemarch |
9 | 探偵小説--Conan Doyle |
10 | 視点の導入--Henry James, "Turn of the Screw" |
11 | エドワード朝の小説--H. G. Wells, E. M. Forster |
12 | 「モダニズム」の時代--Virginia Woolf, James Joyce |
13 | ポストモダン小説--John Fowles |
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By:上智大学学事部学務課
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