2005年度上智大学シラバス

◆教育心理学 - (前)
小林能成
○講義概要
今日の学校教育において、児童・青年期の発達や学習過程を理解し、教育的支援を必要とする子どもへの理解を深め、その対応を考えることはきわめて重要である。講義では、広く教育に関わる心理学的知見を取り扱っていく。発達と教育、学習のメカニズム、学習過程や動機づけなど教育心理学の基礎知識を習得する。また、教授法、評価法、教育上の困難を持つ児童・生徒の理解(学習障害やADHDなど)なども取り扱いながら、具体的な教育場面と関連づけて検討していく。将来教育場面に立つ際の、児童・生徒の理解を助ける心理学的な視点の基礎を講義を通じて身につけて欲しい。
○評価方法
出席状況(20%)、リアクションペーパー(20%)、前期学期末試験(定期試験期間中)(60%)
○必要な外国語
特になし
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1教育心理学とは何か
2発達と教育① 発達の概念と教育
3発達と教育② 発達の理論と発達段階の理解
4発達と教育③ 認知発達、道徳性の発達、青年期の理解等
5学習と教育① 学習とは何か、学習の理論
6学習と教育② 学習理論と行動の理解
7学習と教育③ 学習過程、学習理論の教育への応用
8動機づけ
9学習指導と教授法
10教育の評価と測定、知能の理解
11発達障害の理解(ADHD、LD、PDDなど)
12パーソナリティの理解、行動上の問題の理解
13問題を抱える生徒の理解と対応(障害児の発達と学習)

  

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