2005年度上智大学シラバス

◆教育心理学 - (後)
馬場久志
○講義概要
今日の学校教育において,児童・青年期の発達や学習過程を理解し,教育的支援を必要とする子どもへの理解を深め,その対応を考えることはきわめて重要である。本講義では,心理学研究から得られた事実と理論に基づいて,子どもと教育の現実問題を検討する。そのために,発達・学習のメカニズムや,障害のある子どもの理解と対応,学力形成と自立への課題,教育評価の機能,教育的支援のあり方などについて論じる。これらを通して,学習と教育の可能性,学校の可能性を探りたい。受講者もともに考えることを望む。
○評価方法
リアクションペーパー(20%)、後期学期末試験(授業期間中)(45%)、中間試験(35%)
○テキスト
『使用しない。』
○参考書
心理科学研究会編『中学・高校教師になるための教育心理学改訂版』有斐閣選書
大村彰道編『教育心理学I―発達と学習指導の心理学』東京大学出版会
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1教育心理学の動機
2思春期の発達(1)
3思春期の発達(2)
4学習のメカニズムと諸要因(1)
5学習のメカニズムと諸要因(2)
6学習のメカニズムと諸要因(3)
7学習障害(障害児の理解)
8学習の個人差と教育的支援
9授業と学校生活
10教育評価とテスト(1)
11教育評価とテスト(2)
12学力形成と自立
13教育と学校の課題

  

Copyright (C) 2004 Sophia University
By:上智大学学事部学務課