◆心理学特殊講義Ⅰ(記憶の認知心理学) - (前)
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今井久登
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○講義概要 |
記憶に関する認知心理学的な研究を,注意や認知などの周辺領域の研究成果とも関連づけながら学ぶ。簡単なデモンストレーションやミニ実験を交え,研究の内容を体感的にも理解できるよう心がける。また,毎回の授業の最後にまとめや質問を書いてもらい,次回の授業やホームページなどを通じて回答することで,授業が一方通行にならないように配慮する。
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○評価方法 |
リアクションペーパー(10%)、レポート(90%)
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○授業計画 |
1 | イントロダクション(1回ていど) 具体的な内容に入る前に,認知心理学における記憶研究とその状況について概括し,授業へのイントロダクションとする。 |
2 | 記憶の基礎過程(4回ていど) 講義の前半は,記憶の基礎的な過程について学ぶ。以下の内容を順次取り上げる。 ・記憶のモデル ・短期記憶 ・記銘・想起・忘却 ・長期記憶の構造と機能 |
3 | 記憶研究の最前線(8回ていど) 講義の後半は,近年の研究から明らかになってきた記憶の最新の姿について学ぶ。以下の内容を順次取り上げる予定である。 ・記憶と無意識:潜在記憶 ・記憶と意識:作動記憶 ・生活の中の記憶のはたらき:日常記憶 ・思い出の記憶:自伝的記憶 ・記憶のうつろい:目撃者の証言,フォールス・メモリ |
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By:上智大学学事部学務課
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