2005年度上智大学シラバス

◆ラテン語文献A - (前)
佐藤直子
○講義概要
昨年度に引き続き、トマス・アクィナスの『神学大全』をゆっくり講読する。本年度は第1部第78問第1項からの講読となる。同箇所でトマスは、霊魂論を論じとくにその能力に焦点を当てている。第79問では知性的諸能力について論ずるが、これは哲学史上、きわめて重要なテキストである。本講義では、講読の進行と内容理解を重視するために、意図的にテスト等は行わない。授業への積極的参加がすべてであるので、そのつもりで予習を十分にした上で、出席してほしい。また学生の質疑応答は歓迎される。そのため、授業の進行については、シラバスどおりにはいかないことがままあることを付言しておく。
○評価方法
出席状況(10%)、授業参画(90%)
○テキスト
トマス・アクィナス『神学大全 第1部 第78問-』 *プリントにて配布
○必要な外国語
ラテン語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
1トマス・アクィナス『神学大全』第1部第78問第1項。
2第2項。
3第3項。
4同上。
5第4項。
6同上。
7第79問第1項。
8同上。
9第2項。
10第3項。
11第4項。
12同上。
13第5項。

  

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