○講義概要 |
ことばとイメージ(想像的イメージ、画像、映像)の関係をめぐる議論は、古典的な格言「詩は絵のごとく」や近代のレッシング『ラオコーン』に見られるようにさまざまである。さまざまな視覚メディアがあらたな文化環境となりつつある現代にとって、この古典的な問題は再考を要する。昨年度の講義では、読書とイメージ、視覚的隠喩を論じたが、今年度は歴史画や挿絵のような「物語る絵」のナラトロジー分析をつうじてこのテーマをあつかうことで、ことばとはちがったイメージに特有の表現方式について学ぶ。
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○評価方法 |
後期学期末試験(定期試験期間中)(100%)
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○参考書 |
西村清和・高橋文博編『近代日本の成立』ナカニシヤ出版、2004年
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○授業計画 |
1 | ガイダンス |
2 | 古典期エクフラシス |
3 | ルネサンスの歴史画 |
4 | 近代の歴史画 |
5 | 物語る絵のナラトロジー |
6 | 小説と挿絵 |
7 | 予備 |
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By:上智大学学事部学務課
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