○講義概要 |
比較宗教学や宗教哲学とは区別された神学の一分野としての諸宗教の神学は,宗教的に多元な現実におけるキリスト教の自己理解について扱う。キリスト教は他宗教の救済価値をどのように理解しているのか。イエス・キリストへの明示的信仰なしにも人は救われうるのか?教会は必要か?キリスト論,教会論をおさえつつ,その思想の歴史,課題,問題,そして将来への可能性を学ぶ。
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○評価方法 |
授業参画(40%)、レポート(40%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(20%) 授業参加と参画は必須。4回以上授業欠席した生徒は、いかなる理由であろうと単位を履修をすることはできない。
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○参考書 |
P.Knitter『Introducing Theologies of Religions』OrbisBooks, 2002 ISBN 1-57075-419-5
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○授業計画 |
1 | 10月7日 イントロダクション |
2 | 10月14日 「主イエス」という文書について |
3 | 10月21日 諸宗教の神学の歴史1 |
4 | 10月28日 諸宗教の神学の歴史2 |
5 | 11月4日 第二バチカン公会議における諸宗教の神学1 |
6 | 11月11日 第二バチカン公会議における諸宗教の神学2 |
7 | 11月18日 K.ラーナーの「無名のキリスト教」 |
8 | 11月25日 「救い主の使命」と「対話と宣言」1 |
9 | 12月2日 「救い主の使命」と「対話と宣言」2 |
10 | 12月9日 アジア特別シノドス1 |
11 | 12月16日 アジア特別シノドス2 |
12 | 1月6日 「宗教的多重帰属」 |
13 | 1月13日 現代における「諸宗教の神学」1(P.Knitter,E.Schillebeeckx, R.Haight) |
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By:上智大学学事部学務課
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