2005年度上智大学シラバス

◆諸宗教の神学 - (後)
増田祐志
○講義概要
比較宗教学や宗教哲学とは区別された神学の一分野としての諸宗教の神学は,宗教的に多元な現実におけるキリスト教の自己理解について扱う。キリスト教は他宗教の救済価値をどのように理解しているのか。イエス・キリストへの明示的信仰なしにも人は救われうるのか?教会は必要か?キリスト論,教会論をおさえつつ,その思想の歴史,課題,問題,そして将来への可能性を学ぶ。
○評価方法
授業参画(40%)、レポート(40%)、後期学期末試験(定期試験期間中)(20%)
授業参加と参画は必須。4回以上授業欠席した生徒は、いかなる理由であろうと単位を履修をすることはできない。
○テキスト
『講義において配布するプリント』
○参考書
P.Knitter『Introducing Theologies of Religions』OrbisBooks, 2002 ISBN 1-57075-419-5
○必要な外国語
英語
○他学部・他学科生の受講

○授業計画
110月7日 イントロダクション
210月14日 「主イエス」という文書について
310月21日 諸宗教の神学の歴史1
410月28日 諸宗教の神学の歴史2
511月4日 第二バチカン公会議における諸宗教の神学1
611月11日 第二バチカン公会議における諸宗教の神学2
711月18日 K.ラーナーの「無名のキリスト教」
811月25日 「救い主の使命」と「対話と宣言」1
912月2日 「救い主の使命」と「対話と宣言」2
1012月9日 アジア特別シノドス1
1112月16日 アジア特別シノドス2
121月6日 「宗教的多重帰属」
131月13日 現代における「諸宗教の神学」1(P.Knitter,E.Schillebeeckx, R.Haight)

  

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